Alka の冒険の書

1人で気ままに海外を旅する女の旅行記です。

海外で体験、目撃した観光客への詐欺、盗難、金銭要求の手口

実際に海外で自身が体験した金銭要求、詐欺の手口です。

 

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幸いなことに、盗難や金銭を騙し取られるまではいかなかったのですが、これから海外旅行などに行かれる方にこういう手口があるよ!というのを知っておいて欲しいです。

私は実際に、こういった手口があることを知っていたおかげで未然に防げました。

 

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ミサンガの様な紐を手首に付けられ、お金を要求される
フランスのモンマルトル付近だったと思うのですが、すたすた歩いていると「ハロー」と移民系の人に声をかけられました。「ハロー」と返事をしつつも、そのまま立ち止まらずに歩いていると、なにやら話しながら横に並んできて手首に紐の様なものをくくりつけられそうになりました。
慌てて「No!」と軽く振り払い、走って逃げました ^^;
こういう風にお金を要求されるという事例を知っていたので良かったですがビックリしますね。
ちなみに、他の場所で、欧米風の方が同じ手口に合い、お金を要求され、困惑した様子の場面を見かけました。誰にでも起こり得ますのでお気をつけください。

 

小さな花束を渡され、お金を要求される
上記と同じ様な感じです。小さな花束を手渡され、お金を要求されます。
街中で女性が小さな花束を差し出してくるのですが、ポケットティッシュのような感覚で受け取ってしまったらアウトです。うっかり受け取ってしまった女性を見かけ、お金を要求されていました。


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偽の警察手帳を見せられ、持ち物検査といいつつ財布からお金を抜き取る
ロンドンで公園を観光していると、初老の男性に話しかけられました。なにやら公園について説明してくれていたのですが、しばらくすると2人組の男性が近づいてきて、警察手帳を見せながら「財布に麻薬等がないか検査をさせてくれ」というような事を言われました。
よくわからなかったのですが初老の男性が自らの財布を差し出し、「あなたも財布を彼らに渡しなさい」というようなジェスチャーをされました。
危うく差し出しそうになるものの、こういう手口の詐欺がある事を思い出し、「No」と言って立ち去ろうとすると、なおも警察手帳を見せられ「捜査に協力しろ」とばかりに強気に迫られました。まずい、と思い近くを通行していた人に「ヘルプ!」と必死に助けを求め、通行人が何事かと近づいてくると、初老の男性を含め3人は逃げて行きました。
最初に話しかけてきた初老の男性もグルだったんです。
財布の検査をするふりをしつつ、もう1人が話をして注意を引いているうちに抜き取る手口だそうです。やばい、と思ったら通行人に助けを求めましょう。


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麻薬撲滅キャンペーンのような署名にサインさせ、寄付金といいつつお金を要求される
ルーブル美術館前を歩いていると、10代の女の子2人が近づいてきて「麻薬撲滅キャンペーンの署名を集めているので署名をお願いします」というような事を言われました。私の前に何人か署名をしているようだったので続けて署名をしました。

すると、寄付金を要求されました。よく見ると、名前の横に、いくら寄付をするかの欄があります。
前の署名をしている人も10€や20€と寄付額を書いていたのですが、おそらく彼女たちがそれっぽく書いただけのものだと思います。多分騙されてるよな…と思い、「No!」と慌てて逃げました。すると後ろから「10€10€!」というように大声で要求されましたが逃げることができました…
本当にそれっぽい感じなので騙されないように気をつけてください。

 

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列車、地下鉄でのスリ

自身はスられた事はないのですが、グループで海外に行ったという友人2人から、同じグループの子がそれぞれスマホをスられた、という話を聞き注意するよう言われました。

私自身、列車や地下鉄に乗る事は多いですが、ポケットにスマホを入れることがないので被害に遭っていないだけ、と思います。仲間と一緒にいてもスられるのですから1人だと尚更目を付けられそうですし。まぁ、仲間と会話して注意散漫なところをあえて狙ってくるのかもしれませんが。

なぜ私がスられないかというと、意識してポケットにスマホを入れないようにしている、ワケではなく、そもそもスマホを持っていないからです(笑)未だに携帯はガラケーなので海外では使えませんし(終始トランクケースに仕舞いっぱなし)、スマホの代わりにタブレットを持ち歩くのでポケットには必然的に入れられません。と言うわけで未然に防止していると言えなくもないですね^^; 

旅行中、意識してスマホをカバンに入れたりしていても、咄嗟にポケットにさっと入れてしまう事もあるでしょうから、いざという時のためにウォレットチェーンのようなもので繋いでおきましょう。

ちなみに私はタブレットとリュックをウォレットチェーンで繋いでいます。もしもタブレット使用中にさっと引ったくられてもリュックに繋いであるので簡単に取られるのを防げるかなと思っています。

 

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列車、バスでの盗難

バスで遭遇した目撃談です。

市内から空港までのバスに乗車していた時の事です。

前方の入り口近くの席にいたアジア系の女性が1人、座席で横になって寝ていました。

空港が近くなり、目を覚ました女性が荷物をまとめ始め、しばらくすると何やら運転手へ慌てて話しかけていました。半分パニックになり、泣きながら女性が説明したところによると、座席にあったはずの携帯電話がない、と。乗車してしばらく携帯をいじっていたのでホテルに忘れてきたわけじゃない、盗まれたのかもしれない、という事でした。近くの乗客も心配して、iPhoneなら探せるし試してみようか?等話しかけていましたが結局見つからずに空港へ到着しました。空港に到着する途中で何箇所か降車する場所があり、降車した誰かがスッと盗んで降りたのかもしれないし、乗車した誰かが盗んだのかもしれない。女性は泣きながら空港でバスを降りて行きました。

置き引きなどもそうですが、貴重品は肌身放さず保管し、公共の場で居眠り等しない事です。

空港行きのバスに乗車してる時点で、おそらく旅を終え帰国するところだったでしょうに、最後の最後でこんな悲しい目に合うなんて今までの旅が嫌な思い出になってしまいかねません。たくさんの写真も入っていたであろうことを考えると、明日は我が身と思って最後まで油断禁物です。

 

上記で紹介したものは海外では典型的なものです。

これから海外旅行に行かれる方、ガイドブックやパンフレットにも、同様の盗難や詐欺の手口を紹介して注意を促してあると思いますので、よく確認し、まずい、と思ったら助けを求めるか走って逃げましょう。

手口を未然に知っているのと知らないのではまったく違いますよ !

せっかくの海外旅行、嫌な思いをすることなく、楽しんでいただけたらと思います ^ ^